「キャンプって楽しいはずなのに、正直すごく疲れた…」と、初めてキャンプをした人からこんな声を聞くことは珍しくありません。
キャンプ歴の長い筆者も初心者の頃は疲れやすく、帰宅後にもう一度寝ることが多かったです。
では、なぜキャンプは疲れると感じるのでしょうか?
この記事では、キャンプ初心者に向けて、
• なぜ初心者はキャンプで疲れやすいのか
• 疲れる人に共通する原因
• 初心者でも疲れにくくなる考え方と工夫
• 最近のキャンプスタイルの傾向
を、キャンパー目線の体験談を交えながら詳しく解説します。
これからキャンプを始める方、初めてのキャンプで疲れてしまったという方は、ぜひこのページを参考にしてください。
なぜキャンプ初心者は「疲れる」と感じやすいのか

キャンプ初心者が疲れやすいのは、体力がないからだけではありません。
大抵の原因は、普段の生活とのギャップにあります。
例えば、キャンプでは
• 電気がない
• 水道が遠い
• 道具の準備が必要
• テント設営、撤収作業がある
• 地面は平らとは限らない
というように、普段当たり前にある物がなかったり、生活空間を自分で作る必要があったりと全てが非日常であるためです。
しばしば『キャンプは不便を楽しむもの』と言われますが、こうした小さな不便が積み重なることで、気づかないうちに体力と気力を消耗していきます。
キャンプ初心者が疲れる主な原因
ここからは、初心者が疲れやすい具体的な理由を整理します。
① 設営・撤収に時間と体力を使いすぎる
初心者にとって、テント設営は最大の山場です。
• 持ち運びに不便で重い
• 組み立て方がよく分からない
• ペグがうまく刺さらない
• 風があるとなかなかうまくいかない
と、これらは初心者あるあるですが、この時点ですでにかなりの体力を使っています。
荷物運びからテント設営まで15分程度でできるベテランキャンパーとは労力がまるで違います。
私自身、初めてのキャンプでは設営だけで1時間近くかかりました。風があったためにタープの支柱が何度も倒れ苦戦しました。
② すべてを完璧にやろうとしてしまう
初心者ほど、一度のキャンプでバーベキューから焚き火、釣り、川遊びなど、できることを全部やろうと思いがちです。
確かに多くの人にとってキャンプは頻繁に行けるレジャーではありません。
しかし、予定を詰め込み過ぎた結果、やることが多すぎて休む暇がなくなるのです。
キャンプに慣れてくると暇な時間ができても、キャンプ場の設備を見たり散歩したりと時間を潰す方法が身に付くため、最低限の計画を立てていれば十分になります。
③ 準備不足・持ち物のミスで無駄に動く
疲れる初心者キャンプあるあるが、「あれがない」「あれも運ばないと」と何度も動くことです。
• 調理道具がバラバラで出すのが多変
• 必要なものを車に置きっぱなし
• 一度で全部運べない
• 何がどこにあるのか把握していない
• こまめに洗い物やごみ捨てをしている
持ち物を整理したり、ワゴンのような一度に荷物を運べる道具を用意する、洗い物はまとめておくなど簡単に準備、実践できるポイントでキャンプは楽になります。
④ 夜の寒さや寝不足による疲労
キャンプ初心者が見落としがちなのが睡眠の質です。
例えば、
• 寝袋が薄くて寒い
• 地面が硬く凹凸を感じる
• 外の音が気になって眠れない
• 夜中まで起きている
• 飲酒、暴食で睡眠の質が悪くなる
など、非日常であるキャンプにおいては、睡眠の質を下げる要因が非常に多いです。
「ちゃんと寝たはずなのに、朝から疲れている」という体験は初心者キャンプではよくある話です。
⑤ 無意識に緊張している
初めてのキャンプでは誰もが、少なからず緊張するものです。
• 周囲に迷惑をかけていないか
• ルールを守れているか
• 防犯面で問題はないか
• 失敗しないか
と、常に気を張ることでしょう。
こういった精神的な緊張も、疲れの大きな原因です。
初心者でも疲れにくくなるキャンプの考え方
ここからは、どうすればキャンプの疲れを最小限に抑えられるかを解説します。
キャンプでは完璧を目指さない
まず一番大切なのは、疲れないキャンプを目標にすることです。
初めてのキャンプほど、「ちゃんとやらなきゃ」と気合いが入りすぎてしまいがちですが、その気持ちが疲労の原因になることも少なくありません。
• 料理は簡単でOK
• 焚き火はやらなくてもいい
• 昼寝してもいい
計画がぎっしりの方は、ひとつでも予定を減らして次回のキャンプに回すだけで、体力の消耗はかなり変わります。
キャンプは楽しんだ者勝ちなので初めてでも決して気負わず、自分なりのペースを大切にしてください。
スケジュールに余白を作る
初心者キャンプでは、予定を詰めすぎないことが重要です。
「あれもやりたい」「これもやりたい」と計画を立てすぎると、気づけばずっと動きっぱなしになってしまいます。
• 早めにチェックイン
• 設営後は必ず休憩
• 夜は早めに片付け、就寝
この余白があるだけで、体力の消耗が大きく変わります。
「何もしない時間」を予定に入れるくらいでちょうどいいのです。
疲れにくい道具を使う
最近は初心者向けにとにかく楽な道具が増えており、大変なのが当たり前であった昔のキャンプは大きく環境が変わりました。
自宅と同じくらいくつろげるのが理想です。
そのため、楽をするための道具選びが、疲れないキャンプへの近道になります。
• ワンタッチテントを使用する
• 軽量チェア、コンパクトテーブルを用意する
• 設営が簡単な焚き火台を使う
など、こうした道具を使うだけで設営や撤収の負担は驚くほど軽くなります。
ベテランキャンパーに比べ多くの面で時間を要する初心者は、時短の意味も込めて道具に頼るべきです。
最近のキャンプは「頑張らないラフなスタイル」が主流
ここ数年で、キャンプのスタイルは大きく変わりました。
SNSやアウトドアメディアの影響で、楽しみ方そのものが見直されてきています。
以前は、重たい道具を運んで時間をかけて設営する、玄人感のあるキャンプが主流でしたが、最近は違います。
デイキャンプで短時間だけ楽しんだり、ソロ・少人数で荷物を減らすなど、かなり手軽なレジャーとなりました。
「無理をしないキャンプ」が、初心者にも経験者にも支持されています。
私自身も、回数を重ねるごとに「今日は何もしないキャンプでいいや」と思えるようになりました。焚き火を眺めるだけ、コーヒーを飲むだけでも、十分に贅沢な時間だと感じています。
まとめ|初心者が疲れないキャンプのコツと考え方
キャンプ初心者が「疲れる」と感じるのは当然のことで、決してキャンプを失敗した訳ではありません。
その経験は、次回のキャンプをより快適に過ごすための改善点を知る機会となります。
キャンプを疲れにくくするために、まず意識したい具体的なポイントは次の通りです。
・設営はシンプルで扱いやすい道具を選ぶ
・料理は品数を欲張らず、1品でも十分と考える
・作業の合間にこまめに座って休む
・夜の冷え込みに備えて寒さ対策を怠らない
・周りのキャンパーと比べず、自分のペースを大切にする
これだけでも、キャンプ中の疲れ方は大きく変わります。
最初は疲れて当たり前。そこから少しずつ、「これはやらなくてもいい」「これは楽しい」と取捨選択していくことで、自分に合ったキャンプスタイルが見えてきます。
次のキャンプでは、「頑張らない」「やりすぎない」を合言葉に、肩の力を抜いて過ごしてみてください。
きっと前回よりも楽で心地よいキャンプになるはずです


コメント